名もなき人の戦争から学べること(アマプラ)
こんにちは、ひらきちです。
今日は台風で身動きが取れないので Amazon プライムの映画を見ていました。
「名もなき人の戦争」
よくある太平洋戦争に関わる史実を映画化したものですが、外国の制作みたいで、日本で習う歴史とは違う観点で描かれていて面白かったです。
学ぶべきところが多くて、明治維新からの流れの結果として戦争が起こってしまったというのがよくわかります。
江戸時代末期に日本は諸外国の強大な軍事力を目の当たりにして開国をしたわけですが、その開国をきっかけに西洋文明がどんどん入ってきて資本主義化が進んだわけです。
私が全然知らなかったのは、その資本主義の結果、ごくわずかな一部の資本家と、それ以外の貧困から抜け出すことができない一般庶民に分断されていた状態にあったというのが大正〜昭和初期にあったというのを初めて知りました。
そしてそれとは別に、西洋文化の到来によって、チャラい文化を好む人たちも現れてきていたようですが、当然そういうチャラさを嫌う人たちがいたようで、どうもそういう人たちが戦争に持って行ったと私は理解しました。
その戦争に持っていく過程において、やっぱり資本主義で苦しんでいる一般庶民の方が圧倒的に多かったので、資本主義は悪だという形で、戦争に持っていくのは非常に容易だったようです。
こういうのって怖いですよね。
みんなが弱っている時って、それを利用して何か悪い方向に持っていく輩も現れるという事実。
決して現代においてもこう言う現実があったというのは無視できないと思います。
今もきな臭い匂いがそこら中から漂う時代になってしまいましたが、コロナによる疲弊がきっかけとなって世界中で争いが勃発する可能性もあるわけです。
人間は過ちを繰り返すと言いますがそのきっかけとなるのは純粋な苦しみかもしれません。
これからどう生きれば良いかという点について考えさせられた良い作品でした。
正直私自身ももし仮に食糧難になったら冷静に思考することができるのだろうかと思ってしまいます。
作品中にも登場しましたがそんな苦しい時代でも冷静に戦争はおかしいんじゃないかと考え批判をした人たちもいるというのは非常に勇気付けられました。
お時間のある方は見てみてくださいね。